(鉄筆)監督力……

 プロ野球の日本シリーズ2021は、セ・リーグのヤクルト・スワローズがパ・リーグのオリックス・バファローズを4勝2敗で破り、20年ぶり6度目の日本一になった。

 今回の対戦は両者とも前年最下位同士の対戦で史上初のことだ。特にヤクルトは2年連続最下位だった。そんなことから期待していなかったが、6試合全て接戦でどちらも譲らない緊張感のある試合の連続だった。特に若い選手の活躍が光っていた。ヤクルトでは第1戦の奥川投手、第2戦でプロ初完封をやってのけた高橋投手、4番の村上選手、オリックスでは投手の山本、宮城両投手、今シーズン首位打者の吉田選手などクライマックスシリーズから目を見張るものがあった。

 最下位が日本一になるのは61年ぶりで史上2回目。この快挙の要因は何か。マスコミの報道を気にして見てみると「監督力」というキーワードが目に入った。報道から高津臣吾監督の言動を探ってみた。

 「目先の勝利と将来を見据えたチームの強化」「育成と強化」「適材適所の配置」「野球に対する厳しさとともに周囲への目配り」「1スイング、1球、1つのプレーの大切さを説いてきた」「感謝の言葉」。

 これらが機能し3年かけて最下位から日本一になった。監督力が実りをもたらした。若手が多い両チームは来シーズンも大いに期待できる。かつてリーグ優勝の翌年に最下位に落ちたチームもあった。勝負の世界は厳しいものだ。さらに飛躍してほしい。翻って「校長力」はどうだろうか。高津さんの「監督力」から学ぶことが多くあるように思う。

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