(鉄筆)流行語大賞が発表……

 今年の流行語大賞が発表された。トップ10に、東京オリンピックのスケートボードの解説で話題になった「ゴン攻め」「ビッタビタ」が入っていた。若者言葉での解説について、SNS上では「分かりやすい」「愛着を感じる」という声があった一方、違和感を持つ人もいた。

 2020年度「国語に関する世論調査」によれば、「日本語を大切にしているか」という設問に「大切にしている」「意識したことはないが大切にしていると思う」の2つを合わせた回答は73・9%となっている。同調査では、「来られる」「見られる」という言い方をするか、「来れる」「見れる」か、も調査しており、「ら抜き言葉」を使う人が5割を超えている。

 子供同士で話をするときに「ら抜き言葉」を使うことには目くじらを立てる必要はないのではないか。しかし、年代別の調査結果を見ると、年齢が上がるほど「ら抜き言葉」を使う割合は少ない。言葉は使う人たち全員が共通に理解し、使うことができるものである必要がある。

 学校では言語環境を整えて指導を進めている。児童生徒にとっての最大の言語環境は教師であり、指導をする時には正しい言葉で話し、文字を正確に書くことを大切にしている。テレビ番組でも、インタビューに答える人は「食べれない」と言っていても、画面の下に流れるテロップでは「食べられない」と表記されているのを見掛ける。子供たちには正しい言葉を指導するとともに、時や場、目的、相手などを考えた言葉の使い分けができる力を身に付けるように指導していくことが大切ではないか。

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