タブレットでふれあうエンカウンター

大友秀人・瀬尾尚隆・吉田ゆかり・伊藤友彦 編著
図書文化社
2200円

 コロナ禍でさまざまな行事や活動が制限され、子供同士が触れ合う機会が大幅に減少する昨今、子供たちの人間関係作り、人間的成長をいかに確保していくかが大きな課題となっている。

 本書は、1人1台の端末環境が整備された学校現場で、タブレットを活用した構成的グループエンカウンター(SEG)を行って子供たちの人間関係を育もうと提案する。この不安な時代にこそ、あるがままの自分を他者にオープンにし、それを受けて他者も自分をオープンにし、お互いの世界を共有する心の「触れ合い」が大切だと伝える。

 第1章では、タブレットを活用してSEGをどう展開するか、第2章では、タブレットを活用する上での留意点などを解説する。その上で、第3章「ICTを活用したSEGエクササイズ」で、24個のSEGエクササイズを紹介。初めてでも取り組みやすく失敗しにくいもの、授業展開のイメージが湧きやすい定番ものを中心に、15~20分という短時間で完結するものばかりだ。いずれも初歩的なタブレット操作で実施できる。朝の会や帰りの会で行うほか、学級担任を持っていない場合でも教科授業の導入部分やグループ活動で活用することも可能だ。

 対面で行ってこそSEGの良さがあると考える教師も少なくないと思うが、1人1台端末の活用が進む今、両方の良さを取り入れる意識改革が求められているのではないだろうか。

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