(円卓)魅力ある学校づくり

横浜市立日枝小学校 校長 住田 昌治

 学校現場から主体的に変わっていかない限り、教育界に明るい兆しはないのではないかと思います。「変だな、おかしいな」と思いながらやっていること、「何の疑いもなく」やっていることが、まだまだあるはずです。学校現場では、「何のために」を明確にして全ての教育活動を見直し、この時期にしっかり自分の学校と向き合い、教職員同士が対話し、元気で明るくカラフルな学校づくりを行っていきたいですね。

 「何のために」の最上位は、「持続可能で平和な社会を築く」ことです。各学校の教育目標が「何のために」あるのかの拠り所です。教育目標の明確化および全教職員での共有は欠かせないのです。

 学校現場に課せられている課題は、多岐にわたります。皆さんは、何を優先していますか。どこを見て仕事をしていますか。まず、学校で働いている教職員がウェルビーイング(良い状態・幸福)なのかが一番大切であり、全ての教職員でしっかり見ておかなければならないことだと思います。

 「子供のためだ」と言って、教職員を苦しめたり、追い込んだりすることがありますが、結果的(将来的)に子供のためになっていません。大人が生き生きしていなかったり、幸せでなかったりするのに、子供だけが生き生きしていたり、幸せになったりすることはないでしょう。まず、大人からです。これから目指す持続可能な社会は、大人も子供も、赤ちゃんも高齢者も、生き生きして幸福に暮らせる社会なのです。

 最後に、本校の若手教員のコメントを紹介します。

 「今年1年を振り返ると、忙しいこともありましたが、初めて担任としてクラスの子供たちと共に学んでいく日々は本当に楽しかったです。教師という職業に就いてよかったと思います。あと2カ月、今のクラスの子供たちと関われる日々はあまり残されていませんが、1日1日を大切にして、共に楽しんで学校生活を送っていきたいと思います」

 どうでしょう。皆さんの学校の若手教員は(皆さんの職場の若手)は、どんなコメントを残しているでしょうか。教職員を生かすも殺すも、その学校の教職員のチームワークであり、お互いに成長していこうとする向上心ではないでしょうか。

 「現場から変える」を合言葉にして「魅力ある学校(職場)づくり」をしていきましょう。

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