(鉄筆)マネー教育の出発点……

 ゆうちょ銀行では他の銀行に続き、硬貨で預け入れや振り込みをする際、枚数に応じて手数料がかかるようになった。51枚から100枚までは550円、101枚から500枚までは825円、501枚から1000枚までは1100円。これより多い場合は500枚増えるごとに550円加算。預け方によっては手数料で入金ゼロになりかねない。

 駄菓子屋、ゲームセンター、寺社などが困惑している。子供たちはどうだろう。お小遣いを節約し、小銭を郵便局でもらった貯金箱にため、いっぱいになると預けに行った。預けてみたら大切な貯金が手数料で大きく目減りすることに。

 小銭を持ったことがない、小銭を知らない、という子供もいる。政府も進めるキャッシュレス時代になり、子供がお金の価値を知らない、分からなくなっている様相が見えてくる。かつては「金銭教育」、今日では「マネー教育」としてお金の大切さの教育が推奨されている。

 学校では、特別の教科道徳の低学年で「物や金銭を大切に」すること、高学年の家庭科で「物や金銭の大切さと計画的な使い方」などを学習する。先述のように子供を取り巻く環境は変わっている。指導も変えていく必要があろう。小銭は身近で必要なものだ。小銭の使い方を考えることはマネー教育の出発点かもしれない。

 小銭を貯金箱に入れ、たまったお金を数年ごとに郵便局に預けてきた。今回、数えてみたら全部で572枚、1万4384円あった。預けると手数料は1100円になる。預けずにどこでどのように使うか頭をひねって考えよう。

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