ここがポイント! 小学校プログラミング教育の要点ズバリ!

安藤明伸 額田一利 著
小学館
1760円

 組み立てるとロボットになる段ボールと電子機器がセットになったプログラミング教育の教材「embot(エムボット)」を使用した授業の指導案を紹介する。

 冒頭、筆者がプログラミング教育の必然性を改めて説く。コンピューターは命令されたことしかできないため、文脈や行間に頼らない“デジタルな言語活動”を養えるという。豊かな表現力や理解力が求められる“アナログな言語活動”が対比として強調され、より充実した言語活動につながると主張。ICTについて学ぶことが、これまで意識されなかった営みに目を向ける機会になることに気付く。

 4章構成だが、第3章の「実践編」が全体の約半分を占めている。全国各地の小学校でembotを導入した事例を、指導に当たった教員の解説付きで授業風景の写真とともに紹介。国語や理科、音楽といったさまざまな教科で使用されたケースに加えて、2~6年生の学年ごとにもまとめられた実践的な内容となっている。

 「資料編」では、時間配分や評価規準など、実際に授業で行われた指導案を掲載。児童にどのように活動してもらうのか、指導時の留意点について詳述されており、embot使用のイメージがより鮮明になる。プログラミング教育はまだまだ手探り状態が続いている。どの教材を使用すれば良いか、頭を抱えている教員は多いだろう。本書を通して、embotという選択肢をこれから検討しても良いのではないか。

 

あなたへのお薦め

 
特集