(鉄筆)指導計画の作成……

 小学校は2年、中学校は1年、現行の学習指導要領に基づく教育課程で教育を行ってきた。今、各学校では成果と課題を明確にし、次年度に向け改善策を盛り込んだ各種の計画づくりが進められているであろう。

 その際に危惧をすることが、教師の「学校の教育目標」に対する意識である。現行の学習指導要領は子供たちに求められる資質・能力を学校と社会が共有し、連携して育てていく「社会に開かれた教育課程」を改訂の柱の一つとしている。そのため「総則」においても「各学校の教育目標を明確にするとともに、教育課程の編成についての基本的な方針が家庭や地域とも共有されるよう努める」ことが示されている。

 先日、約10人の教職経験の浅い教師らと話す機会に恵まれた。コロナ禍での指導の難しさに言及した後、自分たちの指導は何を目指していけばよいのかが話題になった。さまざまな話があったが、「学校の教育目標」に関わる話は全くなかった。1時間、1時間の授業をこなすのが精いっぱいとも考えられるが話の内容からベテランの教師らも「学校の教育目標」の達成を意識しているのか不安になった。

 「学校の教育目標」は、保護者や地域の方々に対して約束した子供たちの姿である。コロナ禍など従来どおりの学校行事が実施できない時は、行事の実施の有無や内容や実施方法の変更を判断する基準ともなる。

 次年度に向け「学校の教育目標」について再度見直し、どのような資質・能力を育むことを目指しているのかを明確にして、各種の指導計画を作成することが大切だと考える。

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