(鉄筆)学校図書館の蔵書……

 学校にお邪魔して学校図書館をのぞく機会がある。学校司書の配置とともに蔵書が少なくなったように感じられる。蔵書を見ると、ずいぶん前に購入したと思われるものも見受けられた。

 1月に文科省から2022年度から26年度を対象期間とする第6次「学校図書館図書整備等5か年計画」が公表された。全公立小中学校などにおいて学校図書館図書標準の達成を目指すとともに、計画的な図書の更新、学校図書館への新聞の複数紙配備、学校司書の配置拡充を図ることが内容である。

 93年3月に学級数に応じて学校図書館に整備すべき蔵書数の標準として「学校図書館図書標準」が定められ、19年度、同標準を達成した小学校は71・2%、中学校は61・1%になっている。図書の量的な充実をさらに図るとともに、質的な充実を図ることが求められる。図書の選定基準や廃棄基準を策定し、計画的に整備を推進することが重要になる。19年度末で両基準を策定している学校は約半数にとどまる。

 刊行後時間がたち掲載されている情報が変わったり、ページが破れて修理ができなくなったりした図書を速やかに廃棄し、子供たちが正しい情報に接し、気持ちよく本を読むことができる環境づくりが望まれる。

 21年度全国学力・学習状況調査によれば、小学生の24・0%、中学生の37・3%が、授業以外で読書を「全くしない」と回答。学校図書館が「読書センター」「学習センター」「情報センター」の3つの機能を十分に発揮し、子供たちの学びへの意欲を喚起し、学びを深められるようにすることが必要である。

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