(鉄筆)ウクライナへの侵攻……

 ロシアによるウクライナへの侵攻が連日大きく報道されている。核戦争、第三次世界大戦などおぞましい言葉も出てくる。

 国際社会からロシア・プーチン大統領への警告や制裁が行われている。パラリンピックにおいてもロシア、ベラルーシ両国選手の出場停止が急きょ決まった。開会式でアンドルー・パーソンズ会長が「ピース(平和)」を叫んだ。選手たちが口々に平和を呼び掛けたが侵攻は激しさを増し、やまないうちにパラリンピックは閉幕した。ウクライナの選手たちはどうしているだろうか。

 こうした状況は子供たちも目にしていよう。学校ではどう取り上げればよいだろうか。戦争が起きていることを伝え、平和を祈ろうと呼び掛けるだけでよいか。事実を知ることに努め、自分の考えを持ち、友達と意見交換することが必要だ。

 事実を知るには新聞が最適である。事実の記事とともに内外の識者や関係者の解説もある。これらを活用したい。両国の地勢的な位置関係、1000年以上前からの歴史関係、旧ソビエトにおける関係、米・EUとの関係や食料やエネルギー問題など全てがSDGsに関わる問題でもある。

 いろいろな視点が見え、さまざまな考え方があることが分かるだろう。それらを少しでも広く深く理解することに努め、この事態をどう考えるか意見交換したり議論したりする経験を持たせたい。今、自分たちが侵攻を止められなくても、この問題を考える仲間を増やすことの一歩が平和を守ることにつながると考えてほしい。その機会をつくるのは大人の責任である。

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