(鉄筆)新聞は社会の窓……

 全ての小中学校などの図書館に複数の新聞を置くことになった。文科省が2022年度から26年度までに取り組む学校図書の整備計画に示されている。成年年齢の18歳引き下げを踏まえ、大人に必要な資質能力を身に付けるのに新聞が欠かせないというのが趣旨のようだ。

 配備する部数は小学校で2紙、中学校で3紙。高校で5紙。併せて小中学校のおおむね1・3校に学校司書一人を配置するとしている。実現してもらいたい。子供たちが18歳になったら突然大人になるわけではない。少しずつ視野を広げ成熟していく。新聞はその学びの良い糧となる。新聞教育という良きモデルがある。この機会に改めて新聞教育の意義や重要性を再認識し、取り組みを推進し発展させてほしい。

 新聞は日々のニュースを文字・文章、写真などで届ける。時事以外に政治、経済、科学、歴史、文化、生活、スポーツ、子供たちが今、興味・関心のあるSDGsなど、あらゆる分野の記事が詰まっている。複数紙なので記事や論説などを比較することも可能だ。

 配達される新聞が束ねられてリサイクルに出される、図書室の片隅のバインダーに掛けっぱなしでは、宝の持ち腐れである。図書室の一角にすぐに開けるように置く。図書室の外でも子供が手に取れるようにする。教師が新聞を読んでいる姿が子供の目に入るように努める。時機を得た教材として記事をコピーして授業で活用する。子供自身が資料検索の一環として新聞を活用する。

 新聞は社会の窓である。ほんの2、3紙でも使い方で社会の窓を大きく開くことができる。

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