(鉄筆)完全試合を達成……

 4月10日、プロ野球パ・リーグの千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手がオリックス戦で完全試合を達成した。

 完全試合とは先発投手が走者を1人も出さずに完封勝ちすること。史上16人目、完全試合は28年ぶり。しかも20歳5カ月での達成は史上最年少。記録はまだある。13者連続奪三振は64年ぶりの日本記録。1試合19奪三振はプロ野球タイ記録。

 驚きは続く。次に登板した17日の日本ハムとの試合も完全試合かと思わせた。8回までを完全に抑えたところで疲れが見え、当初の予定通り100球を越えたところで降板。井口資仁監督の決断だった。三振を14個奪った見事な投球。開幕以来4試合連続の2桁奪三振、25イニング連続イニング奪三振が続いている。

 当日は3万近い人が球場に足を運び、民放テレビ局が急きょ生中継を実施するほどのフィーバーだった。史上初の2試合連続の完全試合はならなかったが、「いつかやるかもしれない」とファンの心を躍らせた。ちなみに相棒である捕手の松川虎生選手は高校出たての18歳。経験が物言う捕手だが、いきなり正選手で仕事をしたことも驚きだ。井口監督の抜てきが花開いている。

 大谷翔平選手もそうだったが、佐々木選手も1年目は体作りから始めて3年かけ才能を花開かせるよう育ててきた。スポーツ以外の科学などの世界はどうだろうか。才能ある若い人を見いだし、じっくりと育てるようにしているだろうか。科学技術立国などと言われるが、若い可能性のある人材をじっくりと育てていく制度になっているだろうか。

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