(鉄筆)スタートカリキュラム……

 小学校に入学したばかりの1年生の子供たちは安心して学校生活をスタートし、出会いの喜びや学校の楽しさを感じることができただろうか。そのためのスタートカリキュラム(以下「スタカリ」)は機能したか。いまだにスタカリを知らない教員や計画・実施していない学校が見られる。

 スタカリとは、「小学校に入学した子供が、幼稚園・保育所・認定こども園などの遊びや生活を通した学びと育ちを基礎として、主体的に自己を発揮し、新しい学校生活を創り出していくためのカリキュラム」をいう。

 学習指導要領では「小学校入学当初においては、幼児期において自発的な活動としての遊びを通して育まれてきたことが、各教科などにおける学習に円滑に接続されるよう、生活科を中心に、合科的・関連的な指導や弾力的な時間割の設定など、指導の工夫や指導計画の作成を行うこと」が規定されている。

 3月31日、中教審初等中等教育分科会・幼児教育と小学校教育の架け橋特別委員会が、5歳児から小学1年生までの「幼保小の架け橋プログラム」を実施することを提言し、実施に向けての手引を出した。手引では「同プログラムの狙い」や「架け橋期のカリキュラムについて具体的な進め方や開発のイメージ」などを説明している。

 スタカリに留まらず「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」と各園・学校や地域の創意工夫を生かした幼保小の架け橋プログラムの実施の段階にきていることをしっかりと認識して、自校において確実に計画・実践を積み上げることが校長の責務であろう。

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