(鉄筆)修学旅行シーズン……

 東京都内の公立中学校が修学旅行シーズンを迎え、5月10日にJR上野駅で3年ぶりの「出発式」が行われた。東京都の中学校長会の主催で行われ、1950年から続く伝統行事だそうだ。コロナ禍で2年連続中止となっていた。

 これまで行かれなかった生徒には気の毒だが、出発した生徒はどれだけ喜んでいるだろう。行先は東北とのこと。これまでは奈良、京都が多かったが、コロナ禍で感染者が多い大都市や観光地を避け、防災教育の一環で東北の被災地訪問が増えているようだ。震災遺構や伝承館、東日本大震災・原子力災害伝承館などでの被災地学習は心に残り、防災意識を高めるであろう。良い経験を積むとともに2泊3日、集団生活を楽しみ良い思い出をつくってほしい。

 小学校では4月に移動教室の実踏が実施されていた。移動教室もコロナ禍で2年間実施できなかった学校が多い。この間、異動や新採が増えて移動教室の経験がない教師が多くなり、実施に不安がある学校のことを耳にした。

 移動教室は高学年の最大の行事の一つ。かつての経験では6年生は3泊4日の長丁場。観光地巡りではなく、山歩きや自然散策、カレーライス作りやキャンプファイアなどをみんなで楽しむ。それでも3日目になるとストレスやホームシックなどから諍い(いさかい)が多くなる。これを話し合って乗り越え、4日目になると団結が強くなり一回り成長したように見える。

 こんな良き経験がコロナなどで途切れないことを願っている。先生方、ご苦労は多いと思いますが引率をよろしくお願いします。

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