(鉄筆)子供たちのICT活用の成果や……

 子供たちのICT活用の成果や課題に関するアンケート調査結果が報告された(教育調査研究所研究紀要「ICTを活用した授業改善の推進」)。「これまでの指導等の成果や課題を児童生徒の視点から明らかにし、今後のICT活用に関する指導の充実、ひいては児童生徒の学びの深まりに資する資料を提供する」ことを目的に本年2月、小学5年生および中学2年生を対象に実施された。

 結果は、タブレットなどを使った学習を小・中学生とも9割が楽しんでいる、使い方は9割前後が分かっている、となっている。自己の変容については小・中学生ともに「調べ学習がよくできるようになった」「授業を楽しみながら取り組めるようになった」「グループ学習にどんどん取り組むようになった」などが多い。

 一方、タブレットを使った学習の「分かり感」は、小5では約60%、中2では約50%にとどまる。「学力が高まった」に回答したのは小学生2割、中学生1割と低い結果になった。学びの質を高めていくことが課題となろう。

 それだけに分からないと回答している子供への確実な指導が急がれる。「インターネットに頼るようになり、自分で調べることが少なくなった」「授業と関係ないことで使っていることがある」なども出されている。きめ細かく指導していくことが求められよう。

 今後の学習への期待については、「楽しく使いたい、協力して使いたい、使いこなしたい、学びを深めたい」などの願いが出されている。子供たちの期待に応えるICT活用の充実、学びの質の高まりを期待したい。

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