(鉄筆)子供の運動への二極化……

 学校の先生方、特に小学校の先生方から「運動やスポーツに積極的に取り組む子供たちと、そうでない子供たちの差が大きくなっている」と聞く。21年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果を見ても体育や保健体育の授業を除く1週間の総運動時間が420分以上(1日1時間以上)の子供と、そうでない子供との二極化の傾向が読み取れる。

 原因として、いわゆる三間(スポーツや外遊びの時間・空間・仲間)の減少や、習い事で水泳やサッカーなどをする子供とそうでない子供の存在、スクリーンタイム(ゲームやスマホなど)の増加などが考えられている。

 体育の授業で体を動かすことの心地よさを感じられるような指導をしたり、暑くない時期には休み時間の外遊びを推奨したりするなど運動・スポーツの二極化を解消しようと努めている。

 日本スポーツ協会が6月、運動・スポーツへの意欲はあるものの実施頻度が月に1日(1回)以下の成人のうち20.3%の人が、運動・スポーツにネガティブな経験があるという調査結果を発表。具体的には「ものすごく叱られた」「強制的にやらされたので嫌だった」「できないことへの周囲の視線」「チーム決めで最後まで余っていた」「体育の授業中に笑われた」などである。

 体育や保健体育の授業での指導方法や子供への声掛けの仕方、そして周りの子供たちへの指導が非常に重要な意味を持つのではないかと考える。このことは、一生涯学び続けることが重要になるという観点から、体育・保健体育だけでなく他の教科でも、同じことが言えるのではないか。

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