先生、感想文、書けません!

山本 悦子 作
佐藤 真紀子 絵
童心社
1320円

 夏休みの宿題の定番である読書感想文。小学3年生のみずかは、その読書感想文をどうしても書くことができない。面白い本を読むと胸がいっぱいになるが、実際にどこがどう面白かったかを書こうとすると、なぜか面白かった気持ちが消えてしまうのだ。

 「たくさんの気持ちがちゃんと胸に詰まっているのに、なぜ読書感想文を書かなくてはいけないのか」と主張するみずか。先生は「言葉にすることで自分では気付かなかった思いに気付くこともある。思いを言葉にする修行だと思ってやってみよう」と伝える。それでも書けないみずかが「これなら書ける」と思い付いた方法とは?

 果たしてみずかは心の奥底にある気持ちを言葉にすることができるのか。読書感想文が苦手な子供に、夢と勇気を与える作品である。

あなたへのお薦め

 
特集