学校の情報化 佐賀県がトップ 文科省

2014年10月16日号掲載

 文科省の平成25年度学校における教育の情報化等に関する調査結果(速報値)によれば、全体的にはICT教育の整備が進められていることが分かったが、各都道府県の差が鮮明になった。

 全国の公立学校(小学校、中学校、高校、中等教育学校、特別支援学校)が対象。今年3月時点での「学校におけるICT環境の整備状況」と「教員のICT活用指導力」を調べた。

 ICT環境の整備状況では、教育用コンピュータのうちタブレット端末の台数が7万2685台と前回調査(3万6285台)と比べ約2倍の台数となった。一方、教育用コンピュータ1台当たり児童生徒数は6・5人と前回と変わらなかった。最高が佐賀県の4・3人に1台で、最低が埼玉県の8・4人だった。

 このほか、教員の校務用コンピュータ整備率は111・1%だった。トップが岡山県の137・3%で最低が奈良県の68・0%。

 普通教室における校内LAN整備率は85・6%となった。岐阜県の97・4%が最高で、青森県の58・4%が最低だった。

 超高速インターネット接続率(30Mbps以上)は79%。最高の京都府が99・4%で最低が鹿児島県の55・6%。両項目ともに前回調査に比べて増加傾向にあった。

 電子黒板の整備台数は7万2685台。県内に電子黒板がある学校の割合が最も高かったのは佐賀県で96・8%、一番低かったのは宮崎県で50・5%。

 実物投影機の整備台数は15万9938台と前回調査(14万9731台)よりも数字は伸びている。

 デジタル教科書の整備状況は37・3%。トップは佐賀県86・1%。最低の北海道8・7%とは大きな開きだった。

 教員のICT活用指導力の状況では、「教材研究・指導の準備・評価などにICTを活用する能力」や「授業中にICTを活用して指導する能力」「児童のICT活用を指導する能力」といった5項目を調査。

 全校種、小学校、中学校のカテゴリーで佐賀県がトップを独占した。高校では全項目で愛媛県が1位を獲得した。