消費者トラブルを防止 教材タブレット貸し出す

2014年11月24日号掲載

 児童生徒もネット上で被害に遭うケースが多い中で、岡山県教委は、消費者ネットトラブルに巻き込まれるのを未然に防止するための教材パックを、学校などに貸し出している。

 教材パックは、消費者のネットトラブルを疑似体験できる教材コンテンツを組み込んだタブレット端末のセット。講義用のパワーポイント形式のデータも提供する。SNSやフィッシング詐欺などが疑似体験ができる。

 貸出先は、県内の公立小・中・高校・中等教育学校・特別支援学校と各教委。児童生徒、教職員、保護者向けの体験学習や研修、講座などで活用してもらう。

 セットの中身は、iPad42台、サーバ用PC、アクセスポイント。インターネットへの接続は不要で、無線LAN接続による教室内に限定した、安全な環境下での体験学習ができる。

 県教育庁高校教育課と県総合教育センター(情報教育部)から、1週間、貸し出される。

 児童生徒が疑似体験から学習活動を展開し、防止のための知識を身に付けるだけでなく、教委が教材パックを活用して教員研修をしたり、学校が保護者向けに啓発や講座を行ったりすることもできる。

 貸し出しは来年2月にかけて行われ、3月には、アンケートで貸し出し実施の成果や改善点などの評価と、ネットワークやハードウエアなどの運用について、検証が行われる。

 この取り組みは、同県消費者教育推進計画に基づくもので、「消費者ネットトラブル防止推進事業」に位置づけられている。