ネット上の問題書き込み 個人情報など中高生で大幅増 三重県教委

2014年11月27日号掲載

 三重県教委は、携帯電話、インターネットを通じた現状の課題の整理と情報モラル教育、啓発に役立てるための「スマートフォンの危険から子どもを守る事業」を推進。このほど、県内全公立学校を対象にしたインターネット上の誹謗中傷や問題の書き込みなどに関する今年度の調査結果まとめを公表した。

 調査対象は小学校378校、中学校159校、高校58校、特別支援学校16校の計611校。内容を問わずインターネット上(学校公式ホームページを除く)の各学校に関する書き込み件数と、誹謗中傷、個人情報の掲載など問題のある書き込みや危険度の高い書き込み件数をまとめた。

 「各学校に関する書き込み件数」の結果では、小学校で、掲示板タイプで376件、プロフィールサイトタイプで1件、その他(ツイッターなど)で1件。中学校では掲示板タイプで204件、プロフィールサイトタイプで18件、その他(ツイッターなど)で752件、高校では掲示板タイプで58件、プロフィールサイトタイプで25件、その他(ツイッターなど)1370件、特別支援学校では、掲示板タイプで0件、プロフィールサイトタイプで0件、その他(ツイッターなど)3件となった。

 「問題のある、危険度の高い書き込み件数」の結果のうち、問題のある書き込み(誹謗中傷、個人情報の掲載、飲酒や喫煙などの不良行為に関する記載など、生徒指導上の問題に関わるもの)件数では、小学校で1件、中学校で355件、高校で779件、特別支援学校で1件の合計1136件。危険度の高い書き込み(特定の児童生徒への誹謗中傷、携帯電話やメールアドレスなど個人情報の掲載、事件・事故につながる緊急性のある書き込み)件数では、小学校0件、中学校では18件、高校では47件、特別支援学校では0件と合計65件という結果となった。

 調査対象611校のうち、560校で2808件の書き込みがあり、昨年度同一調査との比較では195件の減となった。一方、危険度の高い書き込みは前年度同一調査との比較で49件の増加となっている。

 県教委では、各校に検索結果を送付するとともに、危険度の高い書き込みがあった学校には直接連絡して削除対応などを行うとしている。県学校警察連絡協議会の情報なども活用した注意喚起や問題のあるサイトの継続的監視なども進める。

 また県内全公立校に配布した教員用指導資料を活用した講習会の学校ごとの実施や、児童生徒の実態アンケートを基に児童生徒自身がネット利用のルールについて考える取り組み、保護者目線でネットの危険性を保護者間で伝え合う「ネット啓発講座」を進めていくなどとしている。

 同県教委・生徒指導課/℡059(224)2332。