先進的な情報を集積・共有 交流サイトで授業改善を

2014年12月4日号掲載

 先進的な教育情報を共有――。国立教育政策研究所(大槻達也所長)は近く、情報交流サイト「教育情報ポータルサイト(CONTET)」をスタートさせる。教育に関する多様な情報を都道府県の垣根を越え全国レベルで集積・共有し、授業実践、学校経営などに役立ててもらおうというもの。教員の研修、教材研究などにも役立ちそうだ。

 同研究所は、教育に関する情報やデータ等を収集・整理・保存し、国内外の関係者に提供することを役割の一つとしている。このポータルサイトの開設はその一環としての事業である。

 初中教育段階の教職員および教育関係者が都道府県の垣根を越えて、教材や指導資料など教育に関するさまざまな情報を集積・共有するとともに、同じ目的や関心をもったユーザーがグループを形成し、授業や学校運営上の工夫などについての情報交換・交流を行えるサイトである。

 現在、試行中であるが、年内には正式にスタートさせる予定だという。

 サイトのもつ主な機能は、次の通り。

 (1)教材・指導資料等コンテンツの共有機能=都道府県および市町村の教育委員会、教育センター・研究所(研修所)、文科省、同研究所がもつ有用なコンテンツを集積・共有する機能

 (2)グループによる情報交換、交流機能=各教科研究会、学校内の研究グループなど、同じ目的や関心をもったユーザーがグループを形成し、情報交換や交流をする機能

 (3)掲示板での情報発信・共有機能=各種研究会、講演会、研修会等の開催情報や、文教行政の最新動向などについての情報を、広く発信・共有する機能

 機能の(2)(3)については、ログインIDを発行された幼稚園、小・中・高校、中等教育学校、特別支援学校、幼稚園などの教職員、および教育委員会、教育センター・研究所などの研究官や職員、大学の教員、その他教育行政機関の職員、ICT支援員などを利用対象者としているが、スタートから当面はまず、教育センターと教育委員会を対象とすることとしている。運用が軌道に乗れば、対象者を広げていく予定。

 一部のコンテンツについては、これ以外の一般ユーザーも閲覧が可能となっている。

 全国レベルで教材や指導資料を集積するので、従前より効率的に必要な情報検索ができる。特に、グループ機能により、教員や教育関係者が参加して協議したり交流する場が提供されるので、授業や学校運営上の工夫について先進的な情報が交換され、授業の準備、指導の改善などでの活用が期待されている。

 また、情報共有のグループの参加資格は、教育関係者だけなので安心な環境となっているのも特長の一つだ。

 URL=https://www.contet.nier.go.jp/

(詳細は「教育新聞」紙面に掲載)