情報モラル学習サイト「スマホナビゲーター」

2015年6月1日号掲載

 さいたま市教委は、児童生徒が安全に正しくスマートフォンを使うことができるよう、このほど情報モラル学習サイト「スマホナビゲーター(通称・ス学ビ)」を作成し、5月21日から公開している。同市のマスコットキャラクターがスマホアプリの機能やトラブルの未然防止、対処法などを分かりやすく解説。授業や教職員研修、保護者会などでも活用することができる。

 「ス学ビ」は、児童生徒が、市のマスコットキャラクター「ヌゥ」のガイドによって、スマホアプリの機能やトラブル未然防止、対処方法などについて分かりやすく学べるサイト。小学校高学年から中高生、保護者、教職員まで幅広い活用ができるつくりとなっている。

 サイトの特長は、(1)スマホの代表的なアプリ(LINE,mixi,Facebook,Twitter,YouTube,TwitCasting,Vine)ごとに機能やトラブル対処法を解説(2)「小学生向け(入門)」と「中高校生、保護者、教職員向け(発展)」の2コースを用意(3)学校の授業や教職員研修、保護者会、家庭でも活用できるよう携帯電話やPCからもアクセス可(4)スマホを使ったことがない人でも内容が分かるよう工夫し専門用語は用語集に――など。

 「小学生向け(入門)」コースでは「スマホを使ってどんなことをしたいのかな」と問い、▽友達との交流▽ゲーム▽動画視聴や写真撮影――といった用途別の項目を用意。各項目には、やりたいことに必要なアプリと、LINEの例では、チャットコミュニケーションや音声通話、ゲームなど、できることや機能などを説明する。

 一方、「こんなことがあるかも」として、アプリを使う上での危険性についても啓発。Twitterの例では、「不特定多数の人が情報を見ている」「一度情報を掲載したら、その内容はインターネット上に残ってしまう」などとし、小学生向けに簡易な文章で使用上の注意を促す。

 「発展コース」では、中高校生や教職員、保護者向けに、入門コースよりも詳細に、と各種アプリの機能やトラブルにつながる事例などを解説する。

 Facebookでは、「実名のやりとりを通じて海外の人ともつながりが生まれる」などの良さを挙げるとともに、「過度な個人情報の掲載が犯罪に利用される可能性も」などと警告を発している。

 そのほか用語集に「ジオタグ=写真やSNSコメントなどに地図上の位置を示す数値データ」などと掲載。さらに、スマホの安全な使い方を考えるための「ス学ビ検定」コーナーも設置し、「仲間と一緒に写っている写真をFacebook上に投稿する際、自分も写っているので仲間には確認しなかった」などの使用場面に応じた複数の事例を挙げ、選択別の行動を振り返る内容も備えている。

 同サイトの閲覧は、さいたま市立教育研究所サイト(http://www.saitama-city.ed.jp/sumanabi/)で。 

(詳細は「教育新聞」紙面に掲載)