委員らがアクティブに討議 タブレットや付箋などを活用

2015年7月30日号掲載

 中教審初中教育分科会教育課程企画特別部会(主査・羽入佐和子お茶の水女子大学長)の第11回会合では、委員と文科省幹部らがグループに分かれ、「アクティブ・ラーニング」について、まさにその手法で話し合った。委員らは、学生時代に戻ったように、時に笑顔を浮かべながら、熱い議論を重ねた。

 音頭を取ったのは鈴木寛文科大臣補佐官。議題は「『アクティブ・ラーニング』をはじめ学習指導要領の理念を実現するために何が必要か?」。

 初めに委員らは、タブレットや電子黒板を利用するデジタル組と、紙や白板を使うアナログ組の各2組、計4グループに分かれた。

 デジタル組には1人に1台のタブレットが渡された。大きな電子黒板でグループ内の意見を集約し、一斉に見ることができる。デジタル機器ならではの機能をフルに活用した。

 このグループでは「児童生徒の学びを意欲から意志へと発展させることが重要だ」「教員にアクティブ・ラーニングに関する研修機会を提供したらどうか」などの意見が出ていた。集約された意見が電子黒板に映し出されると、「これらの意見は教科縦割りだね」として、電子ペンで区分けを書くなどしていた。

 一方のアナログ組は、付箋にいろいろな意見を記述。筆記用具を片手に委員からは「まずは種類別に意見を分けよう」などと活発な意見が述べられた。種類別に意見を仕分けると「まずはポイント別にまとめよう」と、机いっぱいに広がった大きな紙に「校長のリーダシップ」「財源の充実」などと書き込んでいった。

 こうした議論を重ねた4グループは、プロジェクターを使い、アクティブ・ラーニングの在り方についてプレゼンした。

 アナログ組に参加した副主査を務める天笠茂千葉大学教授は「こうした議論の手法は、アクティブ・ラーニングの方法論の一種にすぎない。現場ではいろいろと試行錯誤しながら、さまざまな主体的な学びを実践してほしい」と話した。

(詳細は「教育新聞」紙面に掲載)