学び続ける職員室―私たちは何のために職員室に集まるのか(5)対話の質を高める2

アソビジ代表 中川 綾


今回は、目的や目標に立ち返って教育活動を行ったことでコミュニケーションの質を高め、混乱期を抜け出した職員室の事例について紹介する。

校内研究を始める際に、学校教育目標に立ち返ることから始めた学校がある。この学校の校長が提示した学校教育目標には、「自立」や「共に生きる」「地域を愛す」などのキーワードがあった。それらを実現するために何ができるかについて、まずはじっくり話し合ったのだ。総合的学習の時間の研究でもあったため、学習指導要領に書かれている目標を読み直し、自分たちが普段大切にしたいと思っていることと相違がないかを確認。その上で、KJ法などを用いて思いや考えを整理し、言語化していった。

その結果、いくつかのプロジェクトテーマを、子供たちが異年齢グループで探求するカリキュラムの計画を立てた。……

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