特別支援用のテストを開発 ダウンロードで無料提供

p20160222_04特別支援教育が必要な児童の学習指導に、テストを無料提供――。「障害者差別解消法」が4月1日に施行され、学校現場には、特別な支援を必要とする子どもたち一人ひとりのために「合理的な配慮」が求められてくる。このような状況の中で、教育図書教材の出版社である(株)正進社では、特別支援を必要とする児童に対応するためのワークテストを、ネットで無料提供するサービスを、4月から開始する。

通常のワークテストに取り組めない児童がいる実態から同社では、医師や大学教授などと研究を重ね、新たな教材「フォーカス・テスト」を開発した。通常のワークテストから必要な情報だけを残し、問題の文字を拡大。わかち書き表記にして、総ルビ対応にした。またシート内の問題数を1~2問に設定し、ゆとりのある計算スペースにするなど、特別支援を必要とする児童に対応する多様な工夫が凝らされている(画像)。

これらの教材は、同社で発行の小学校用直販教材「基礎基本算数Aテスト」「基礎基本算数Aプラス」を採用した学校で、ネットから無料でダウンロードできる(無料ダウンロード期間は28年4月から29年3月まで)。

開発に携わった小児発達学博士の(公社)子どもの発達科学研究所の和久田学主席研究員は、「1ページにある情報をコントーロルし、発達に特性のある子どもたちにとって、集中しやすく、わかりやすい教材になっている」とし、これらの支援で、児童の学習意欲が湧き、達成感が得られることに期待を寄せている。

詳細は同社/℡03(5229)7663。URL=http://www.seishinsha.co.jp/

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