【連載】志ある教師のために 悩み続ける青年教師の物語 11 衝撃なコーチングとの出会い

東京都小金井市立緑小学校教諭 西野宏明

 

小玉は心身のコンディションを整えながら、ガンガン実践していました。悩みや疲労は消えずに残っていましたが、学級の実践に加えて雑誌や単著を執筆したり、セミナーで講師をしたりするなど活躍の場を広げていきました。並行して、これまで通りサークルのレポートを書いていましたし、学級通信は毎年100号を超えていました。

ただでさえ忙しい教員生活の中で、どうして小玉はこのような働きができたのでしょうか。そのキーワードが、コーチングです。小玉には、2人の尊敬するコーチがいます。1人が吉田忍先生です。教師4年目から面識があり、6年目からグループコーチングで指導を受けるようになりました。

メンバーは小玉のサークル仲間や同僚です。全12回、8カ月間のプログラムです。
ひたすら教師の在り方を問い、考え続けたり、コミュニケーション技術を学んだり、自尊感情を一気に高めるワークをしたりします。
さらに、1人の人間について知り尽くすまでインタビューを重ねたり、継続のコツを学んだり、心身のコンディショニング方法を交流したり、自分にとっての価値語をもとに実践と振り返りを行ったりと、実にさまざまなことを行っていました。
ここでの学びや仲間とのつながりが、小玉の精神と実践を大きく支えました。小玉は生涯の友といえる仲間を得られたのです。

もう1人は西剛志先生です。セミナーと個人コーチングで指導を受けました。無意識のパワー、直感の重要性、一瞬でパフォーマンスを高める方法、成功者のもつ哲学、心の整え方、目標設定の仕方、習慣の改善方法、相手に届く会話のスキルなど、多くのスキルとマインドを吸収しました。
最初は、教師の世界では考えられない価格に度肝を抜かれましたが、費用対効果を考えると決して高くはないと感じました。

吉田先生と西先生との出会いは、小玉の教師人生を大きく変えました。影響を与えたのは教師としての実践や生活だけではありません。小玉の人生そのものを変革するほどの感化力がありました。小玉に新しい夢が生まれたのです。熱いヴィジョンが湧き出てきました。教育コンサルタントという仕事です。

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