【連載】こころ元気エクササイズ 若手教師編 第66回 心の取り扱い説明書

メンタルトレーナー 加藤史子

 

やる気になる質問を

9月に入り、冬休みまでは道のりが長いので憂鬱という声を聞くことがあります。やる気がでないときや学校に行きたくない気持ちは誰にでもあるのではないでしょうか。そんなときには、心の取り扱い説明書が必要なのかもしれません。今回はやる気が出ないときとやる気が出るときの違いを紹介して、自分の意志で変化できるようにしてみませんか。

やる気が出ないときは
●それをしなかったらどれだけ悪いことがあるのだろうと考えている(問題回避型)
●考えるだけで嫌な気分になるので、そのことを考えたくない
●強制的な声が自分の外からも内側からも聞こえる
●行き詰まったイメージの苦しんでいる写真が静止画像で見える
●一度にすべてをやらなければいけないような気がして苦しくなる
●今からやりますというがなかなかやりたくない
やる気が出るときは
○もしこれができたら、こんないいことが起こるだろうと思うとうれしくなる(目的志向型)
○内側から魅力的な声が聞こえてきてワクワクするし、エキサイティング
○途中経過がすばやく進み、動画でうれしい瞬間のゴールが見える
○一つひとつのハードルが低くて、これをやったら次はこれに進めると思うとワクワクする
○これをやったら次にいけると思って早くやりたい気持ちになる

これらを2学期の憂鬱に応用するとして、こんな質問を活用するといいでしょう。

▽2学期を頑張ると、具体的にどんないいことが待っている?
▽2学期を頑張った自分へのご褒美は何がいい?(クリスマスプレゼントは何がいい? 冬休みはどこに行きたい?)
▽達成感や充実感を味わうために、今日できる小さな一歩は何?
▽毎日のささやかな楽しみは何?
▽今の課題を乗り切ったらどんなステージでどんな未来が開けていく?

ほかにも、自分や子供たちがやる気になる質問を考えてみてくださいね。自分の行く先に、楽しみや喜びを見ながら毎日を過ごすのか、それとも何か辛いことをイメージしながらそれを回避するためにと考えて、苦しみながら過ごすのかでは、毎日の感じ方が大きく違ってくるでしょう。
毎日をもっと楽しく過ごすための心の取り扱い説明書は、インターネット講座『加藤史子.com』でも準備しています。

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