【連載】飯田稔のすばらしき教員人生 104 学年末の3カ月に向けて

■1月、始業の日に

寒風の1月、始業の日が訪れます。これからの3カ月は、学年末に向けての慌ただしい毎日となります。お屠蘇とそ気分をさっさと抜いて、始業の日から学級(教科)経営の充実を図ろうではありませんか。

新年を祝う板書は、冬季休業中に書いておきます。新年の挨拶も考えておきます。こうした心配りと、適切なカリキュラム展開を図ります。学年末に積み残しの教材などはあってはなりません。ワークブックの残り(使い残り)を、残念ながら見かけた学級、これが担任不信や批判になりかねません。

それと、校内で上司・同僚に新年の挨拶をきちんとしましょう。これは、教師としても大事。でも、それのできない人も出現の現実。

■暦の話も

1月5日小寒、1月20日大寒。寒い季節(寒中)です。そして、2月3日節分、翌4日が立春です。日差しも伸びてくるでしょう。こうしたことを、学年相応に話してあげるとよいでしょう。それも、何気なく語るのです。これは学級担任の語りの容積かと思います。

学級の指導(経営)計画を週ごとに立てておきましょう。いつ、何をするか、を計画的に進めるのです。これで、諸事積み残しは防げます。教師の中には、遺憾ですが「その日暮らし」の学級経営をする人がいないでもありません。絶対に真似してはいけません。教師生活では、「真似していいこと」「真似してはならないこと」を峻別してください。

■インフルエンザ予防も

インフルエンザ流行の季節です。教師には、教育者機能と保育者機能の2つが期待されています。手洗いやうがいの励行などを奨励することは、担任に求められる後者の機能でしょう。

学校では、手洗いやうがいの励行を「保健指導」といいますが、これは教師に教育者機能と保育者機能を求めているからです。だから「学級経営」には、前述の教師の2つの機能が総合されていると考えたいと思います。

ついでにいいますと、「学級経営」は、(1)教室経営(教育環境づくり)(2)集団経営(人間関係づくり)——の2つの総合化です。そして、1月始業時には、(2)に力を注いで、「いじめ」などないようにしましょう。

(元公立小学校長、千葉経済大学短期大学部名誉教授)

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