【連載】こころ元気エクササイズ 若手教師編 第70回 受験生の不安を解消

メンタルトレーナー 加藤史子

 

3つの効果的な方法で

受験シーズンとなり、不安が大きくなっている子供たちもいると思います。安心した状態を取り戻すように言葉掛けをしている先生もいるでしょう。今回はこんな方法で安心させてはいかがでしょうかというものを示します。落ち着いて試験に挑むことができるように、活用してみてください。

(1)臍下丹田を意識する

臍下丹田とよばれている場所が、へその下4センチぐらいのところで、身体の厚みのちょうど真ん中ぐらいの場所にあります。そこに意識を向けると、舞い上がって地に足が着かない状態から、一瞬にして地に足が着いて落ち着いた状態を取り戻すことができます。

ベストパフォーマンスを発揮できる状態への切り替えスイッチを、実践を交えて教えてあげましょう。臍下丹田をうまく意識できているときは、肩を押してもぐらつかないので、互いに押して確かめてみましょう。

(2)志望校に合格して志望校での生活を楽しんでいる未来の自分をイメージする

第一志望の学校に合格したら、どのように志望校でのスクールライフを楽しんでいるのか想像してもらいます。周りに見えるものはどんな景色なのか、自分はどのような服を着て何をしているのか、どのような様子なのか、をイメージしてもらうのです。

未来の、実現したシーンをイメージできると、落ち着きます。時間が取れるようなら、志望校のホームページからダウンロードして、学校の風景や制服を着ている写真の顔のところに自分の顔の写真を入れたものなどを貼ってコラージュを作って貼っておくこともできます。コラージュをつくることができなくても、イメージできれば大丈夫です。

(3)未来の志望校に合格した自分からメッセージをもらう

第一志望の学校に入学して楽しんでいる自分を想像したら、そのイメージの中の未来の夢が叶った自分から今の自分にメッセージをもらってみましょう。どんな言葉を言ってくれるのかじっくり耳を傾けて受け取ります。そして、そこに行くために何を工夫したのか、注意したほうがいいのは何かなど、必要な情報を教えてもらいましょう。

この方法は、その人にとって必要なメッセージやすべきことを受け取れて、とても安心できる方法です。

参考文献=『メンタルトレーニングで受験に克つ』(図書文化社)、『こころめがねで見てみよう』

(主婦の友社)

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