明日からの授業が変わる!! 主体的な学びの舞台裏(1)主体的・対話的で深い学びをできるところから

eye-catch_1024-768_sudou千代田区立九段中等教育学校
主任教諭 須藤 祥代

学習指導要領が変わります。大学入試も変わります。数年前から、東京大学をはじめ、模範解答のない問題が入試で問われるようになりました。答えのない課題に取り組み、社会をつくっていく子供たちを育てるには、どのような授業をしたらいいのでしょうか。

新しい授業作りのキーワードは「主体的・対話的で深い学び」。その授業実践はどのようにしたらいいでしょうか。まずは、すぐに取り入れられる活動の事例を紹介したいと思います。

まずはグラウンドルールを作ろう
まずはグラウンドルールを作ろう

授業の中で数分間取り入れたり、置き換えたりするだけでも、主体的・対話的な学びに変わります。どんな授業でも基本は同じです。今回は、いろいろな授業や活動に取り入れやすい、ベースとなる事例を示します。ミニアクティビティなので、いつもの授業に少しプラスしてみましょう。

まずは、グラウンドルールを設定します。グラウンドルールとは、みんなが守るルールです。教員が設定したいルールに加え、生徒に発言させ、全員で合意形成させるのがポイントです。自分も参加して決めたルールは、守るようになります。

次に、Speak&Listen。聞く態度・話す態度を育てます。聞き手は笑顔でうなずきます。聞いている途中で質問したくなっても、まずは相手の話をそのまま聞き続けます。話し手は笑顔で、相手を見て話し続けます。笑顔を作るのが苦手な人は、口角を上げてみるだけでもOK。相手の目を見るのが苦手な人は、顎のあたりを見るようにすればOKです。プレゼンの練習などでも活用できます。

今は、ウェブ上にも豊富な情報や事例があります。他の授業を見たり、まずは今ある実践事例をまねしてみてもいいかもしれません。

授業を急に、全部変える必要はありません。授業の中の一部分でも、できそうなところから少しずつ取り入れてみましょう。「できそう」から始めて、生徒や自分の変化を楽しみながら取り組んでみてはいかがでしょうか。

先生がわくわくする授業なら、生徒にもその熱量が伝わるはず。そして、伝わった思いや学びを周りとシェアすることで、さらに深まります。

そんな取り組みができるように、これから実際に取り組んでいる活動や授業デザインを示したいと思います。次回も、簡単に取り入れられる活動を紹介します。