みんなで「教える難しさ」に立ち向かう―22年の事実と実例に基づいて―(9)学校の意義を再確認する

私はいまでも彼のか細い声を忘れることができません。11年前のこと、彼は小学6年生まで私たちの教室に通っていました。中学2年生のとき1カ月にわたり不登校になったため、母親が「どうにかしなくては」と相談にきたのです。彼の顔はうっすらひげが生え脂ぎった暗い表情でした。不登校で昼夜逆転の生活になっていたからです。

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