学校資料に役立つデザイン 押さえたい三カ条! (5)フォントの使い分け三カ条

eye-catch_1024-768_katayama-takahashiオフィス伝わる 片山なつ・高橋佑磨

フォントは、場合によって使い分けが必要です。1文字1文字は読みやすいフォントでも、使いどころを間違えると見づらくなります。フォントの使い分けの三カ条は(1)明朝体とゴシック体を使い分ける(2)デザイン書体を多用しない(3)優しい雰囲気にしたいときには丸ゴシックを使う――です。

その1「明朝体とゴシック体を使い分ける」=明朝体は、読みやすさを重視した可読性の高い書体で、ゴシック体は見やすさを重視した視認性の高い書体です。学級通信などのお便りや授業プリントなどでは、文字が多くなる本文に明朝体を使い、本文よりも目立たせたいタイトルや小見出しにゴシック体を使うのが基本です。

部分ごとにフォントを使い分ける
部分ごとにフォントを使い分ける

明朝体の持つ古風で真面目すぎる印象を避けたい場合は、游(ゆう)ゴシックのRegularなどのやや細いゴシック体を使うのもおすすめです。また、印刷の品質があまりよくない場合は、明朝体だと線が細く、かすれてしまうことがあります。このような場合は、線のしっかりしたゴシック体を使うとよいでしょう。

授業で投影するスライドなどでは、視認性の高いゴシック体の使用が基本です。タイトルや小見出しは太いゴシック、本文は細めのゴシックというように使い分けましょう。メイリオは、字面が大きく視認性が高いのでスライドにおすすめですし、游ゴシックは、太さが3種類そろっているので印刷物にもスライドにも使うことができます。

その2「デザイン書体を多用しない」=小学校などの学級便りや授業スライドでは、親しみやすさやアイキャッチを求めてポップ体がよく使われますが、ポップ体などのデザイン書体はくせがあり、読みやすい文字ではありません。幼い印象もあり、中学校以降では使いどころがほぼないでしょう。

読みやすさを優先すれば、ゴシック体や明朝体が一番です。真面目でつまらない印象と恐れることはありません。優しい印象のあるメイリオやHGS創英角ゴシックUBは、読みやすくタイトル部分に向いています(本文には向いていません)。

その3「優しい雰囲気にしたいときは丸ゴシックを使う」=小・中学校のお便りや保健便りなど、優しい雰囲気にしたい場合は、丸ゴシックを使うのもよいでしょう。ただし、HG丸ゴシックM━PROは可読性が高いフォントではなく、太字が用意されていません。フォントのインストールが可能ならば、無償で利用可能な源柔ゴシックがおすすめです。丸ゴシックは教育現場では重宝します。インストールしておくとよいでしょう。

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