学校資料に役立つデザイン 押さえたい三カ条! (9)表とグラフのデザイン三カ条

eye-catch_1024-768_katayama-takahashiオフィス伝わる 片山なつ・高橋佑磨

文章やイラストだけでなく、表やグラフも資料には欠かせない要素です。MS OfficeではExcelはもちろん、WordやPower Pointでも同様に表やグラフの作成や編集ができます。今回は、表やグラフを見やすく作成する三カ条として、(1)表は行間を広くして線を減らす(2)グラフは余計な要素をなくし、直感的にわかりやすくする(3)色を使いすぎない――を紹介します。

その1「表は行間を広くして線を減らす」=表を作成するときに、枠線をすべて描いてしまうと、表の内容が読み取りづらくなってしまいます。なぜならば、文字も線で構成されているため、表の線と干渉してしまうからです。表の枠線はできるだけ減らすようにしましょう。さらに、行間を十分に取れば、線を引かなくても、1行1行を明確にすることができます。

見やすい表やグラフの作成例
見やすい表やグラフの作成例

項目数が多い横長の表では、1行1行を目で追うのが難しくなります。その場合、横線を引くよりも、1行おきに薄い背景色を付ける方が、行を認識しやすくなります。

その2「グラフは余計な要素をなくし、直感的にわかりやすくする」=MS Officeのソフトで出力されるグラフは、少しの編集で格段に見やすくできます。

グラフに、影やグラデーションなどの装飾が付いていたらなくしましょう。大抵の場合、シンプルなグラフの方が、内容を正確に理解しやすいです。必要に応じ、グラフの上に別にテキストボックスや図形オブジェクトを配置してもよいでしょう。

棒グラフや折れ線グラフの場合、縦軸の目盛りや補助線が多くなりすぎないように注意が必要です。目盛りは五つくらいあれば十分です。

縦軸タイトルは、日本語の場合は縦書きの方が読みやすくなります。

凡例(特に円グラフの場合)は、できるだけグラフ内に組み込み、直感的に各項目のデータを読み取れるようにします。

その3「色を使いすぎない」=表の行・列やグラフの項目に色を使用する場合は、注意が必要です。第8回「色の使い方三カ条」で触れたように、明るすぎる色を使うのは避けるようにします。

また、項目ごとに色相を変えるのではなく、明度や彩度に差を付けることで区別すると、色覚バリアフリーや白黒印刷にも対応できます。色で塗り分けるだけでなく、シンボルの形を変えたり、パターン塗りを併用することも有効です。ここでも、色に頼りすぎないような工夫をしていきましょう。