学びから創るコミュニティ (7)貨幣資産と信頼資産

各地でコミュニティデザインに携わっていると、生活に必要なものを貨幣ではなく信頼で手に入れている人を見かける。食べ物も服も家も誰かが与えてくれるのである。その人はただ受け取るだけではない。地域に困っている人がいれば、できる範囲で手助けをし、その時間をいとわない。多くのものが手に入れば世話になっている人へ届ける。地域の人たちとの間に信頼感が存在する。貨幣を手に入れるための時間と、信頼を手に入れるための時間のバランスがいい。そんな人に出会うのはおおむね中山間地や離島である。

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