まなびじま奥尻 ―離島の町立高校の挑戦―(2)道立から町立へ にわか校長の出現

奥尻ブルーの海に囲まれ、豊富な海洋資源に恵まれている奥尻島は、ブナ林があるなど特徴的な島である。昭和30年代には約8千人いた人口は、1993年7月12日に発生した北海道南西沖地震で198人が犠牲となり、その後の復興事業で一時活気を取り戻したが、事業終了後は離島者が相次いだ。77年の創立時に67人いた新入生は16年には11人。今後の出生数を考えると道立では統廃合の対象となるのも時間の問題だった。12年に新村卓実奥尻町長が道教委と協議を重ね、16年度から町で高校を受け持つ、つまり道立から町立へ移管することになった。

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