中学校道徳科の授業―道徳的判断力を養う―(8)発問は事前によく検討する

修正:eye-catch_togami東京都品川区品川学園 主任教諭 戸上 琢也

これまで、実践事例をいくつか紹介してきた。授業で重要なのは、発問や議論する課題の設定だ。どこをどのように問うか、教師の明確な指導観に基づいて、事前に発問をよく検討しておけば、授業での生徒の活動や思考がよりよいものになる。

今までの「道徳の時間」は、気持ちばかりを問う心情理解のみに偏った形式的な指導であったと「学習指導要領解説」の改訂の経緯にも示されている。ほとんどの場合、「このときの、○○(主人公)は、どんな気持ちだったか」というように、場面ごとに同じような発問ばかりだった。

小学校低学年段階では、道徳的な心情の育成は大切である。……

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