「困った子」は「困っている子」(2)困っている子供を理解する

元東京都日野市立小学校長 京極澄子

特別支援教育を進めるに当たり、一番重要だったのは教師の意識改革です。まず、子供の理解の仕方を学びました。

発達障害の可能性のある児童生徒は、学習のつまずきや人間関係でのトラブルが起こりやすく、特に、学校生活の中では顕著となり、教師も対応に苦慮します。そうなると、困った行動の原因を本人の努力不足やわがまま、家庭のしつけの問題に求めがちです。

しかし、発達障害は脳の機能障害であること、その特性は本人を取り巻く状況の良し悪しに左右されることが明らかになっています。教師にとって「困った子」は、見方を変えると「一番困っているのは本人」だったのです。……

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