世界の教育はいま~各国の教育ICT化から見えるもの(3)シンガポール 実践スキル重視で新教科設置

武蔵野学院大学国際コミュニケーション学部・上松恵理子准教授

シンガポールは、多民族・多言語・多文化国家で、東南アジアの中では貿易、交通および金融の中心地の一つだ。小学生は家でマレーシア語や中国語、インドネシア語を話すにもかかわらず、学校では全て英語で授業が行われていた。第二外国語は必修なので、必然的に3カ国語を理解できるようになる。

Nan Chiau Primary Schoolを訪問すると、やはり全て英語で授業が行われていた。最初に見学した小学2年生の教科「Applied Learning lesson」では、stop motion animationと呼ばれる活動が行われていた。まず箱庭を作り、そこに配置した物を少しずつ動かしながら写真を撮影し、それをつなげて動画のようにするものである。

この活動は、創造力を培うことが目的である。……

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