世界の教室から ニュージーランドの教育イノベーション(中)

世界各国の教育を調査研究してきた武蔵野学院大学の上松恵理子准教授による、ニュージーランドリポートの2回目。先日出産したジャシンダ・アーダーン首相が、一国のリーダーとしては世界初となる産休を取っていることも話題の同国。実は世界で初めて女性に参政権が認められた国でもある。教育においても、初等教育からファイナンシャルを学び、授業の選択制を取り入れているなど、世界の中でも先進的であることは、まだあまり知られていない。日本と決定的に違うニュージーランドの初等教育とは――。




時代に対応した新教科を設置 授業は小学校から選択制


武蔵野学院大学国際コミュニケーション学部准教授 上松恵理子

■小学校から「フィンテック」を学ぶ

ニュージーランドには小学校の入学式が無い。5歳の誕生日が入学日なので、一人一人、入学日が異なるからだ。

他にも初等教育においては、日本と決定的な違いがある。小学校の教科に時代に対応した新教科が設置され、その中にさまざまなコースがあるのだ。

教科「デジタル・テクノロジー」も、新教科の一つである。……

この記事は購読会員限定です。購読を申し込むと、続きをお読みいただけます。