世界の教室から ニュージーランドの教育イノベーション(下)

;世界各国の教育を調査研究してきた、武蔵野学院大学国際コミュニケーション学部の上松恵理子准教授によるニュージーランドリポートの最終回。ニュージーランドの教員の働き方や、何歳になっても学び直しができるリカレント教育の保障とは――。

教務もクラウドで情報化 教員研修はSNSも活用


■教えることに専念できる教員

ニュージーランドでは、ITによって教員の負担も軽減されている。まず、学校の連絡や学級通信が紙媒体で届けられることは無い。保護者と教員とのやりとりも、ネットを介すか対面でのやりとりのみである。

児童は端末を使って自分のアカウントでログインし、学校から配信される1日20通ほどのメールに対応している。授業の映像は保護者が閲覧できるようになっており、授業参観の回数も減ったという。また、ニュージーランドのPTAはPAとなっている。Tである教員は、教えることに専念することが必要という理由で変わったのだ。
■SNSを活用した自主的な教員研修

教員は新しい教科に対応するために、最低週1回研修を受ける。……

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