「困った子」は「困っている子」(7)学びにくさから授業考える

元東京都日野市立小学校長 京極澄子

「分かるようになりたい、できるようになりたい。活躍したい」。これは全ての子供たちの願いです。でも、頑張ってもその願いがかなわなければ、意欲は低下し、学力も伸びません。

学びにくさのある子供たちにみられるバリアーには、読み、書き、計算の苦手さをはじめ、次のようなものがあります。

それは、▽理解のゆっくりさ▽学習の仕方の違い(話すのは得意だが書くのが苦手)▽イメージすることの苦手さ▽曖昧なものへの弱さ(狙いがはっきり示されない授業)▽複数並行作業の苦手さ(聞きながら書くなど同時に複数のことを行う)▽認知の偏り(視覚、聴覚)▽記憶の苦手さ▽定着の不安定さ▽抽象化の弱さ▽般化の弱さ――などのハードルです。……

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