世界の教室から 北欧の教育最前線 キャッシュレス時代の算数

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北欧の教育に関心を持つ者の交流の場として2004年に始まったのが、われわれ「北欧教育研究会」。研究者や学生だけでなく、主婦、ビジネスパーソンなど、多様なメンバーが集まってファンクラブのような雰囲気で勉強会を重ねてきた。今春、そのメンバーのうち3人が子供連れでスウェーデンのウプサラ大学に赴任したのを機に、この連載を始めることになった。信州大学准教授の林寛平、金沢大学准教授の本所恵、ウプサラ大学客員研究員の中田麗子を中心に、現地の教育、子育て支援など最新ニュースをお伝えする。


2030年までに現金がなくなる

スウェーデンではキャッシュレス化が急速に進展している。紙幣と硬貨の流通量は5年前に比べて35%減少していて、2030年までには現金が消滅するという予測もある。

中央銀行にあたるスウェーデン国立銀行の調査によると、スーパーなどでの現金による支払いは2010年には全体の40%を占めていたが、16年には15%まで減少している。また、過去1カ月のうちに現金での支払いや預け入れで困った経験があると回答した消費者は97%に上った。

私自身、ウプサラに引っ越して4カ月がたつが、これまで現金を一度も使っていない。……