探究の学校をつくる~京都市立堀川高校の改革を振り返る(2)面白がって試行錯誤を続ける

大谷大学教授 荒瀬克己

京都市立高等学校21世紀構想委員会は、市立高校の将来構想を検討する有識者会議だ。1996年に堀川高校の改革を提言した。校内の検討を踏まえたキーワードとして「探究」を掲げた。

97年に新しい堀川高校に向けた準備室が設置された。堀川高校の教員も加わる準備室の役割は、学校と緊密に連携して改革を支えることだ。中学生へのアンケートも準備室が実施した。アンケートは新聞社から手厳しい評価を受けたが、連日多くの返信が届いた。宇宙、環境、社会、文学、歴史、海洋、エネルギー、科学技術、自然科学、生活など、さまざまな学習分野に関する記述があった。

中学生は学びについて多くの興味や関心を持っている。……

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