部活動の在り方を問い直す2(2)「学校教育の一環」の意味


  現行の中学校学習指導要領「総則」では、部活動を、①生徒の自主的、自発的な参加により行われること②学校教育の一環として、教育課程との関連が図られるよう留意すること③地域の人々の協力、社会教育施設や社会教育関係団体等の各種団体との連携などの運営上の工夫を行うようにすること――と位置付けている。

 学習指導要領に記述されたことで、部活動が「公認」され、部活動指導は教員の本務であるかのごとく解され、部活動の肥大化が進行したといわれている。そのときのキーワードが「学校教育の一環」である。しかし、この言葉は本来、指導要領の文脈では「適正な部活動」の実施を求めるものである。

 「中学校学習指導要領解説総則編」では、「各学校が部活動を実施するに当たっては、本項を踏まえ、生徒が参加しやすいよう実施形態などを工夫するとともに、休養日や活動時間を適切に設定するなど生徒のバランスのとれた生活や成長に配慮することが必要である」とも述べている。……

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