世界の教室から 北欧の教育最前線(4)スーパーティーチャーの影


■「スーパーティーチャー」は底辺の生徒を救えるのか?

日本では大阪市長が、全国学力調査の結果を教員の業績評価などに反映させると表明し、大変な騒動になっている。そこで参考として、「困難校に優秀な教員を配置したら、成績は上がるのか」を実験したスウェーデンの番組を紹介したい。

スウェーデン公共放送(SVT)で2008年から放送されたドキュメンタリー番組「Klass 9A」(9年A組)では、全国から選ばれた8人の優秀な教員をスウェーデンで最も成績が悪い学校に送り込んだ。日本の中学3年生に相当する9年A組に「スーパーティーチャー」を配置し、B組は普通の教員を配置して、半年間の比較実験を行った。

A組の学級目標は「スウェーデンで3番以内の成績を取る」ことだった。……

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