
◆説明文で数えるもの
説明文の一番の基本形は、Q→Aである。Qとは「問い」、Aは「答え」を指す。説明文の学習では、何が問われ、答えとして何が書かれているかを読み取ることが大切である。「問い」は、筆者が分からないことを示しているのではない。その逆で、伝えたいことを「問い」の形で示していると考える。だから、まず「問いを把握する」ことが大事な学習になる。文章中の「問い」は一つと限らない。いくつの「問い」が設定されているか数えることは、筆者の論の展開をとらえることにつながる。
次に、数えるとよいものは、具体的な事例の数だ。……
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