子供の眠りが危ない 睡眠負債を知ろう(7)理想的な睡眠時間と調整を考える

雨晴クリニック副医院長 睡眠専門医 坪田 聡

子供の睡眠力を測る方法の一つとして、睡眠文化研究所が編集した「子どもを伸ばす『眠り』の力」の中に、子供の睡眠習慣のチェックリストがある。各項目で、(1)は1点、(2)は2点、(3)は3点として合計点数を算出し睡眠力を判定する。今回は、そのチェック項目の一部と判定結果の内容を紹介する。

まずはチェックリストの項目だ。

【体格は?】

(①明らかに太りすぎ/痩せすぎ②どちらかというと太っている/痩せている③普通)

【起床時刻は?】

(①8時以降②7~8時③7時前)

【朝は自分で起きますか?(目覚まし時計を使ってもOK)】

(①いつも人に起こされる②ときどき自分で起きる③たいてい自分で起きる)

【昼間に眠くなりますか?】

(①毎日眠くなる②時々眠くなる③ならない)

【ちょっとしたことでイライラしますか?】

(①よくある②ときどきある③ほとんどない)

【夕食は誰と食べますか?】

(①いつも1人で②ときどき1人で③いつも家族と)

これらは項目の一部であるが、回答選択肢の合計点によって、以下のような睡眠力が判定される。

【40点以上】は、とてもよい生活リズムで、睡眠力に満ちあふれている。日中に活動的な子供ほど、夜はグッスリ眠れて、心身ともに成長してくれる。

【30~39点】は、生活リズムは平均点以上で睡眠力も十分だ。さらに上を目指すために、夜の習慣を見直したり、食生活に気を配ったりしよう。遅い時刻までテレビを見たりゲームをしたりしていると、眠気が覚めてしまう。寝床に着く1時間前には、スイッチを切ろう。

【20~29点】は、睡眠力の基本になる生活リズムは、合格ラインすれすれ。改善するためには、まず朝の生活を改善することから始めよう。 「早寝→早起き」より、朝は決まった時刻に起きる「早起き→早寝」のほうが実践しやすい。さらに、目覚める時刻の30分前から部屋を明るくすると、スムーズに朝型人間になることができる。

【19点以下】は、生活リズムは不合格。睡眠力も危機的な状況だ。このままでは生活習慣病に一直線だ。子供の生活習慣を変えるには、先に両親の生活習慣を改めることが最も大切である。

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