進化する高校情報科 ―新学習指導要領の鍵を握る―(9)授業で問題解決を

神奈川県立茅ヶ崎西浜高校教諭 鎌田 高徳


私は、教えない教育をしたい――。

私が大学時代に情報科の教員を目指して教職の授業を受けていたとき、恩師が授業の冒頭で発した言葉である。この言葉を聞いたとき、その意味の深さは理解できなかったものの、この教育方針にはとても共感した。なぜなら、私が小学校から大学まで受けてきた授業のほとんどが、子供が受け身になる授業だったからである。

こうした授業は、教員が知識という名の「水」を用意し、生徒の頭の中に注ぎ込む作業だ。……

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