いじめのエビデンス(4)子供は行動を学ぶ

子どもの発達科学研究所主席研究員 和久田 学


子供たちは既に「いじめはいけない」ことを知っている。にもかかわらずいじめがなくならない原因の一つは、第2回で説明した「シンキングエラー」である。

シンキングエラーとは、誰かを傷つける行為(いじめ)に対して「これは遊びだ」「みんながやっているから問題ない」「その子がわがままだから」「自分にはそれをする権利がある」という「間違った考え」を指すが、それはどこから生まれたのか。いじめ予防プログラムの開発者でもあるボンズ(2000)らは、モデルの存在を指摘している。

兄にいつもいじめられている子供がいたとする。……

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