いじめのエビデンス(8)「ネットいじめ」の難しさ

子どもの発達科学研究所主席研究員 和久田 学

最近のいじめはネットで行われるから難しい、という意見を聞く。特に最近は、さまざまなSNSを介したいじめが顕著というが、実際はどうなのだろうか。

少々古いデータになるが、2014年に行われた総務省の調査によると、SNS上でのトラブル経験率は20代以下で26.0%。15%を超えていないその他の年代に比べ、高さが際立つ。トラブルの内容は「自分は軽い冗談のつもりで書きこんだが他人を傷つけてしまった」「自分の発言が自分の意図とは異なる意味で他人に受け取られてしまった(誤解)」「ネット上で他人と言い合いになったことがある(けんか)」「自分の意思とは関係なく、自分について(個人情報、写真など)他人に公開されてしまった(暴露)」割合が高い。

外国の状況はどうか。……

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