主体的・対話的で深い学びを実現するパフォーマンス評価(5)理科の課題で求める力

京都大学大学院教育学研究科教授 西岡 加名恵

今回は、理科のパフォーマンス課題について考えてみよう。理科の場合、自然の事物や現象の仕組みで説明を求める課題、身の回りの事物や現象の探究を求める課題などが開発されている。詳細は、石井英真氏との共編著『教科の「深い学び」を実現するパフォーマンス評価』(日本標準)を参照してほしい。

例えば、化学の分野では、「物質を識別するには、どうしたらよいだろうか」という包括的な「本質的な問い」に対応した課題が学校階梯(かいてい)を超えて繰り返し扱われる。中学校では次のような課題が実践された例がある。

「あなたは、学校の理科の実験助手の仕事に就いています。……

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